矯正専門医の適切な矯正治療を
矯正歯科の先進国であるアメリカやヨーロッパでは、成人前に約40%もの人が矯正治療を受けています。矯正治療は、歯並びをきれいにするだけではなく、咬み合わせを理想的にしすることで、歯を長持ちさせ、一生自分の歯で食事ができることを目指します。また歯を磨きやすくすることにより、虫歯や歯周病になりにくくすることができます。矯正治療をすることで、ご自身での歯磨きもしやすく、口腔内環境を良好に保ちやすくなり、歯周病やむし歯の予防にもなります。
矯正歯科治療が必要な代表的な症例に、上側の前歯が前に出ている「出っ歯(上顎前突)」、逆に下側の前歯が前に出てきている「受け口(反対咬合)」、歯並びがデコボコになっている「乱ぐい歯(叢生)」などがあります。矯正治療が必要な咬み合わせでは、単に見た目が悪い・うまく噛めないというだけではなく、咬む力(咬合力)が局所の歯に集中してしまい、歯が折れてしまう(破折)ことや、顎の関節が変形してしまうなど、将来的に歯の喪失や顎関節症の原因になる可能性があります。
たとえば出っ歯であれば下の前歯で上の前歯の裏側の歯茎を常に傷つけてしまう、受け口では発音がはっきりしない、乱ぐい歯では磨き残しが生じやすく虫歯や歯周病になりやすいといったことが発生してきますので、矯正専門医の診断を受け、人生100年時代と言われている中で、将来の健康のために、適切な矯正治療を受けていくことが重要となってきます。
当院では矯正治療の専門医と連携しながら矯正治療を行っておりますが、必要な場合は矯正専門医院を紹介させていただき、患者様にとって適切な矯正治療を心がけております。 矯正歯科では、歯や顎の骨に矯正装置で力をかけ、徐々に動かして歯並びと噛み合わせを治していきます。矯正治療にあたっては、歯だけではなく頭部全体のX線撮影(セファロ)やCTスキャンを行って、頭部の骨格全体の状況から治療方針を決めていきます
矯正治療には歯周病のリスク診断が必要不可欠を診断します。
また、歯周病に気づかないまま矯正治療を行うと歯周病を進行させるリスクがあります。が、酒井歯科クリニックでは歯周病専門医により歯周病の状況を精密に診査してから矯正治療のスタート可否を判断いたします。歯周病が発見された場合にはまず歯周病の治療を行い、状態が安定してから矯正治療を開始することになります。
歯周病が進行してしまうと、歯の位置がずれて咬み合わせが悪くなることがあり(病的な歯の移動)、ものが噛みにくくなってくることもあります。また、歯周病などが原因で歯を失ってしまった後、隣の歯が傾いてしまうなど咬み合わせが悪化し、さらなる歯周病の悪化や咬み合わせの崩壊につながってしまうことがあります。
このような場合、適切な歯周病治療・矯正治療・口腔機能回復治療を総合的に行うことで歯にかかる過剰な負担を減らし、歯の健康寿命を伸ばすことができます。良い歯並びは決して見た目だけのものではなく、歯にとって負担の少ないものでもあるのです。
骨格全体の状況を把握します
